ヤニク・シナー、全豪オープン連覇を振り返る

ヤニク・シナー、全豪オープン連覇を振り返る

世界ランキング1位のヤニク・シナーは、

全豪オープンでアレクサンダー・ズベレフを

ストレートで破り、自身3度目の

グランドスラム・タイトルの防衛に成功した。

シナーは、メルボルンでの連覇を振り返って、

最初の優勝と最近の優勝には明確な違いが

あることを指摘している。

「最初の優勝は、安堵感というか……。

　2回目の優勝は、ちょっと違うから

　もっと楽しめるかもしれないね」

コート上での成功にもかかわらず、シナーは

コート外でも困難に直面している。

彼は現在、禁止薬物であるクロステボルの

2度の陽性反応に関するドーピング事件に

巻き込まれている。

シナーは、陽性結果は理学療法士のスプレーによる

偶発的な汚染によるものだとの

主張を展開している。

この裁判は4月にスポーツ仲裁裁判所で

審理される予定だ。

大会を通して、ファンからの揺るぎないサポートに

シナーは感謝の言葉を伝えた。

「観客は大会の最初から、

　正直言って素晴らしかった」

全豪オープンに勝利したシナーは、貴重な思い出と

テニス界の頂点に立ったという実感を胸に

オーストラリアを後にする。