2024/8/29: Photo: Hameltion
2024年8月3日、ワシントンD.C.で開催された
MubadalaCitiDCオープンで、アリーナ・サバレンカが
ビクトリア・アザレンカを6-4、6-4で破り、
準決勝に進出した。両者は肩の怪我から復帰したばかりで、
試合前から多くのファンがこの一戦に注目していた。
前日の試合では、サバレンカが予選突破者の
カミラ・ラキモワに対して7-5、4-6、6-4で勝利し、
またアザレンカも2時間46分に及ぶ激戦の末、
王雅繁(ワン・ヤファン)を6-1、6-7(5)、6-3で下した。
しかし、この日はサバレンカが安定したサーブで主導権を握り、
アザレンカのセカンドサーブを徹底的に攻めることで勝利を収めた。
サバレンカはこの試合で8本のエースを記録し、
ファーストサーブのポイント獲得率も高く、39回中30回を成功させた。
一方、アザレンカはセカンドサーブで22回中18回を失い、
サーブゲームを4度もブレークされてしまった。
この試合の勝利で、サバレンカはワシントンD.C.大会での
初めての準決勝進出を果たし、次はマリー・ブズコバと対戦する。
ブズコバは、同日行われた試合でロビン・モントゴメリーに
6-3、6-1で快勝している。
また、準決勝のもう一つの対戦カードは、
ワイルドカード出場のパウラ・バドサと
ノーシードのキャロライン・ドールハイドによるものだ。
サバレンカは
「しばらく試合をしていなかったので、
自信を取り戻し、U.S.オープンに向けて
レベルを上げるためにここに来た」
とコメントしている。
この試合は、トーナメントのドローが
発表された時点から期待されていた一戦だった。
サバレンカとアザレンカは9歳の年齢差がありながら、
多くの共通点を持っている。両者ともにフロリダ州南部に居住し、
オーストラリアン・オープンで連続優勝を果たしている。
また、両者ともホロジックWTAツアーで世界ランキング1位に
輝いたことがあり、共にウィンブルドンを右肩の怪我で欠場していた。
試合は、互いのサーブをブレークし合う接戦となり、
サバレンカがアザレンカに対してセットポイントを4度目で
ようやくものにした。特に第2セットでは、ダブルフォルトが
アザレンカに痛手となり、最終的にサバレンカが勝利を手にした。
サバレンカは、アザレンカとの対戦成績を5勝1敗としているが、
「ビクトリアとの試合はいつも素晴らしいものだ。
次に対戦するのが楽しみだ」
と語った。
分析:
この試合は、サバレンカが復調著しいことを証明するものだった。
彼女は強力なサーブと確実なグランドストロークを武器に、
アザレンカを圧倒した。アザレンカも善戦したが、
セカンドサーブの不調が響いてしまった。
サバレンカは準決勝でブズコバと対戦する。ブズコバは
堅実なプレースタイルで、今大会ではノーシード勢を
次々と撃破。この試合は、サバレンカが
このまま好調を維持できるかどうかに注目が集まる。
また、準決勝のもう一つの対戦カードである
バドサ対ドールハイドも興味深い一戦だ。バドサは
今大会で好調を維持しており、ノーシード勢として決勝進出を狙う。
一方、ドールハイドはアグレッシブなプレースタイルが持ち味で、
準決勝の舞台でも積極的なプレーを見せることが期待されるだろう。
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