
現在世界ランキング3位のカルロス・アルカラスは、
モンテカルロ・マスターズの準決勝で
アレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナと
対戦することになっている。
コートの外ではアルカラスとフォキナは共に
親しい間柄だが、試合が始まれば、アルカラスは
感傷に浸る余地はないことを明言した。
今年末のダビドビッチ・フォキナの結婚式に
招待された関係もあるが、アルカラスは過去に
自身が2023年のバルセロナ・オープンで
フォキナを相手に勝利している。
この2人の関係はテニスの枠を越え、練習や試合を
共にしてきた間柄でもある。
しかし、アルカラスは、フォキナとの個人的な
関係は強いが、一度コートに立てばテニスの
競技性が勝ると語っている。
「試合をしているときは、友達なんていないんだ」
とアルカラスは言い、決勝進出への意欲を見せた。
今大会のモンテカルロでは、以前のケガの影響で
苦戦を強いられているが、大会中3連勝を飾るなど、
アルカラスはこのところ目覚ましい活躍を
続けている。
ダビドビッチ・フォキナもモンテカルロでは
対戦成績がよく、2023年には
ノバク・ジョコビッチ相手に勝利を果たしている。
だが、フォキナの対戦成績やその背景には
アルカラスはまるで関心がないようだ。
「簡単なことではないと思うけど、
全力を尽くすよ」
2人の友人同士が繰り広げる、
このモンテカルロ・マスターズ決勝の舞台は、
才能あるスペイン人両選手による、
エキサイティングな試合となるに違いない。
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