
16歳のアメリカ人テニスプレーヤー、
ジュリエッタ・パレハが、ボゴタで開催された
コパ・コルサニタスにおいてWTA本戦初出場で
準決勝に進出し、テニス界を驚かせた。
ランキング550位のパレハは、フランスの
レオリア・ジャンジャンを7-6(5), 6-3で破る
快挙を成し遂げ、これほど若い選手がWTAの
準決勝に進出したのは2019年、ココ・ガウフが
わずか15歳でリンツのベスト4に進出したときが
最後となり、今回の勝利でパレハは、
その名誉あるクラスの中にガウフと共に
加えられることとなった。
予選ラウンドでワイルドカードとして出場した
パレハは、今大会で5試合を通じて1セットも
落としていないという新鋭の選手としては
驚くほどの圧倒的パフォーマンスを見せている。
彼女のパワーあふれるフォアハンド、堅実な
ベースライン・ゲーム、そしてプレッシャー下での
冷静さは、ジャンジャンとの試合の第1セットで
1-3の劣勢からゲームを逆転するのに役立ち、
第2セットで相手選手であるジャンジャンが短期間の
復調を見せたときも、その勢いを保ち続けた。
パレハは
「私は集中し続け、この瞬間に
圧倒されることはなかった」
と試合後に語った。
コロンビアにルーツを持つカリフォルニア出身の
パレハは、今大会での自分の潜在能力についての
意識についても語っている:
「WTA250のイベントで、準決勝まで
勝ち進んでいるんだから」
彼女の次の対戦相手は、同じく予選から
勝ち上がってきたカタジナ・カワ(ポーランド)で、
カタジナは第1シードのマリー・ボウズコバを、
3時間に及ぶ3セットマッチで準決勝まで
進んできている。
カタジナは13時間以上のプレーを戦い抜いた末、
2019年以来のWTA準決勝進出を果たしている。
もうひとつの準決勝は、コロンビアの
カミラ・オソリオとアルゼンチンの
ジュリア・リエラの南米対決となり、さらに
第2シードでディフェンディング・チャンピオンの
オソリオはタチヤーナ・マリアを6-1、6-3で
圧倒し、リエラはレア・ボスコビッチを
3セットで下して勝利している。
今回のボコタでの活躍で、
ジュリエッタ・パレハは、女子ツアーで
圧倒的な活躍を見せつけ、現在の女子テニス界で
最もエキサイティングな若手選手の一人と
なりつつあるようだ。
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