
インディアンウェルズで開催された
BNPパリバ・オープンで、17歳のロシアの
天才テニスプレーヤー、ミラ・アンドレワが
世界ランキング1位のアリナ・サバレンカを破り、
タイトルを獲得した。
この試合で第1セットを2-6で落としたアンドレワは、
続く2セットを6-4, 6-3で奪い返し、1999年の
セレナ・ウイリアムズ以来、大会最年少の
優勝者となった。
先月のドバイ大会に続き、アンドレワは
今シーズン2度目のマスターズ1000タイトルの
獲得となる。
さらに、同時に今季19勝3敗とツアー最高の
成績を残し、WTAランキングの
トップ10入りも果たした。
男子決勝では、イギリスの23歳、
ジャック・ドレーパーがデンマークの
ホルガー・ルーンを6-2, 6-2で破り、
マスターズ1000初優勝を飾った。
ドレイパーは、準決勝で2度の
ディフェンディング・チャンピオンに輝いた
カルロス・アルカラスに逆転勝ちするなど、
今大会で目覚ましい活躍を見せた。
今シーズン、13勝2敗の成績を残している
ドレイパーは、今後の大会でATPランキング
トップ10入りが期待されている。
今大会におけるアンドレーワのタイトルへの
道のりは、彼女の粘り強さと順応性に
特徴付けられるものだったと言えそうだ。
3度のグランドスラム・チャンピオンに輝いた
サバレンカを相手に、第1セットは苦戦を
強いられたが、第2セットではサーブが良くなり、
17-7と優勢に試合を進めた。
試合終盤、彼女はフォアハンドのウィナーで
試合を決めると、膝をついて顔を手で
抑え込んだ。
この勝利で、トップ10との対戦でアンドレワは
連勝を5に伸ばし、1999年の
セリーナ・ウィリアムズ以来、同じWTA大会で
ランキング世界1位と2位の選手の両方を破った
初の18歳以下の選手となった。
この試合を振り返り、サバレンカはアンドレワの
素晴らしい活躍を称え、大会を通しての
若い選手の並外れたパフォーマンスを
認めている。
今大会のこの17歳の少女の快進撃は、今後も
多くの人たちを魅了し続け、彼女を最も有望な
才能の一人としての、大きな名声を高める
大会になったと言えそうだ。
コメント