
BNPパリバ・オープンで、世界36位の
タロン・グリークスプールが、3時間を越える
マラソン・マッチの末、第1シードの
アレクサンダー・ズベレフを破った。
このオランダ人プレーヤーは、4-6, 7-6(5),
7-6(4)でトップ5相手に初勝利を挙げ、
今回の勝利は彼のキャリアにおいて重要な
マイルストーンとなった。
試合展開は、両プレーヤーとも激しいラリーと
ハイレベルなテニスが印象的だった。
第1セットはズベレフが6-4で先取。しかし、
グリークスプールは第2セットをタイブレークに
持ち込むと、このセットを7-6(5)で競り勝った。
最終セットも第2セットと同様、両者
サーブキープでタイブレークに持ち込む。
グリエクスプールは冷静さを保ち、6度目の
マッチポイントをものにし、勝敗が決定すると、
喜びでコートに崩れ落ちた。
グリークスプールは、ズベレフに
ローラン・ギャロスでの第5セットで
ダブルブレークを許し、痛恨の5セットを
奪われるなど、前年に5度敗れている過去がある。
この勝利を振り返って、グリークスプールは、
「彼とはたくさんのバトルをしたし、
チャンスもあった。
でも、これまではすべて彼の思い通りに
なってしまっていたんだ。
このパフォーマンスと、それをやり遂げた
自分を信じられないくらい誇りに思うよ」
ズベレフの早期敗退は、8日前のアカプルコ大会で
アメリカのティーンエイジャー、
ラーナー・ティエンに敗れたことに続き、
これで2大会連続で第1シードの開幕戦で
敗退したこととなる。
今回のグリエクスプールの勝利は、自身の勢いを
さらに加速させ、インディアンウェルズでの
快進撃を継続させるための、エキサイティングな
道筋を示していると言えそうだ。
コメント