
リオ・オープンの準々決勝で、アルゼンチンの
フランシスコ・コメサナが世界2位の
アレクサンダー・ズベレフを破るという
番狂わせが起きた。
ズベレフが第1セットを6-4で取り、第3セットも
4-1とリードしていたにもかかわらず、コメサナは
5ゲームを連取し、4-6, 6-3, 6-4で試合を決めた。
この勝利により、コメサナは初めて
トップ5プレーヤーに勝利し、自身初のATPツアー
準決勝進出を決めた。
彼は、フランシスコ・セルンドロを破って
勝ち進んだフランスのアレクサンドル・ミュラーと
対戦することになる。
もうひとつの準決勝は、
カミロ・ウーゴ・カラベリと
ディフェンディング・チャンピオンの
セバスチャン・バエスによる
アルゼンチン勢対決となった。
試合は第1セット、ドローンがコート上空を
通過したため、一時中断する事態に。
5-4でズベレフがチェアアンパイアに懸念を示し、
プレーが中断されるという事態となった。
このドローンの突然の登場に、ズベレフは
ドローンに向かってボールを打つことで
対処しようとしたが、やがてドローンは
その場を離れ、試合はそのまま
続行されることとなった。
この準々決勝での敗退は、ランキング世界1位の
ヤニク・シナーの出場停止期間中に
差を縮めようとしていたズベレフにとって、
大きな後退となった。
この敗戦を受けて、ズベレフの今後の焦点は
来週のアカプルコ大会を皮切りに開催される、
ハードコートのトーナメントに移るようだ。
一方、2回戦のニコラス・ジャリー戦で
マッチポイントをセーブするなど、今大会を通して
目覚ましい活躍を見せたコメサナは、
ATPツアーでの冷静さと潜在能力の高さを
証明したと言えそうだ。
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