
U.S.テニス協会
(USTA)
によると、米国におけるテニスの競技人口は
2024年に2,570万人に達し、5年連続の増加を
達成した。
テニス人口の前年比190万人増は8%増に相当し、
これはアメリカ人の12人に1人がテニスと
繋がりがあることを意味している。
USTAのルー・シャーCEOはテニスの将来性を
楽観視しており、2035年までに3500万人の
参加者を達成するという野心的な
目標を掲げている。
全米オープンも統括するUSTAにとって、
この目標は実行可能かつ達成可能な
目標だと言えそうだ。
さらに、このスポーツをより普及させるために、
USTAは協会資金を大幅に増加させ、2025年までに
1000万ドルの助成金を追加することを発表した。
この資金は、全国のテニスコートの建設、改修、
プレー時間の延長に使われる予定で、
昨年の120万ドルの予算から大幅に
増加を見せている。
テニスが堅調に成長を続ける一方で、
ピックルボールの人気も急上昇しており、
その参加者数はわずか3年で200%以上増加し、
競技人口は1300万人を越えた。
だが、ピックルボールの人気が急上昇しているにも
かかわらず、テニスは依然としてアメリカの
スポーツ界で根強く支持を受けている。
USTAの分析によると、テニスの成長を
牽引しているのは若いプレーヤーであり、
25歳以下のプレーヤーがテニス人口の増加の
45%を占め、35歳以下のプレーヤーが60%以上を
占めている。
特筆すべきは、黒人とヒスパニック系の
プレーヤーの参加者がそれぞれ26%と15%増加し、
シニアプレーヤーの数も17%増加したことだ。
USTAが資金提供した調査から得られたこのデータは、
他の新興スポーツとの競争にもかかわらず、
米国におけるテニス競技の将来性が
有望であることを示している。
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