アレクサンドロワ、ヤストレムスカとの壮絶な戦いの末、リンツで勝利

エカテリーナ・アレクサンドロワが、

アッパー・オーストリア・レディース・リンツで

行われた決勝で、ダヤナ・ヤストレムスカを相手に

劇的な逆転劇を演じ、待望のWTA500

初優勝を飾った。

第4シードのロシア人プレーヤーは、

ジェットコースターのような試合を戦い抜き、

最終的に6-2, 3-6, 7-5で2時間11分での

優勝を飾った。

試合は、序盤アレクサンドロワが6-2と3-0と

リードし、アレクサンドロワのペースで進むかと

思われた。

しかし、第5シードのヤストレムスカが徐々に

反撃に転じ、9ゲームを連取してアレクサンドロワを

追い詰める。

ウクライナのヤストレムスカは最終セットで

3-0とリードしたが、アレクサンドロワは

驚異的な回復力を見せ、5-5でヤストレムスカの

サーブをブレークして試合を振り出しに戻した。

アレクサンドロワは、この日5度目の

マッチポイントで勝負を決め、リンツでの

初タイトルを獲得した。

「ここでのプレーはずっと好きだったし、

　3回挑戦して、やっと優勝できた」

とアレクサンドロワは語り、これまでの道のりと

この大会との特別なつながりを振り返った。

この優勝は、2018年と2024年に準優勝に

終わっていたアレクサンドロワにとって、

大きな成果となった。

ダブルス決勝では、ティメア・バボスと

ルイサ・ステファニが逆転劇を演じ、

ナディアとリュドミラ・キチェノクを

3-6, 7-5, [10-4]で破り、2人揃って

初のタイトルを獲得した。

このアレクサンドロワの優勝とダブルスでの

成功は、この大会の歴史に新たな1ページを

加えることになった。