
大会第1シードのカロリナ・ムチョバが、
オーバーエスターライヒ・レディース・リンツ大会で
今シーズン初の準決勝進出を決めた。
彼女は準々決勝で、第6シードで元チャンピオンの
アナスタシア・ポタポワを6-3, 3-6, 6-3の
スコアで下した。
試合は2時間以上にも及び、ムチョバの回復力と
力強さが証明された結果となった。
昨年、手首の手術のため欠場したムチョバだが、
今大会では順調な復調を遂げている。
昨年6月にツアーに復帰して以来、彼女は
出場した11大会のうち5大会で準決勝以上に
進出している。
今大会のデビュー戦で、ムチョバは2023年の
チャンピオン、ポタポワを破るのに
2時間10分を要した。
特に第1セットを落とした後のポタポワの
戦いぶりは見事で、最終ゲームでは3度の
ブレークポイントのチャンスがあった。
ムチョバは試合を振り返り、第2セットでの
集中力の欠如がポタポワにチャンスを
与えてしまったと、この試合の難しさを
認めている。
彼女は、特に最終ゲームのプレッシャーを
考えると、なんとか試合を終わらせることが
できたことに安堵の表情を浮かべていた。
さらにこの試合では、ムチョバのサーブが
勝利に大きく貢献した。
彼女は12回のブレークポイントのうち11回を
セーブし、9本のエースを決め、ファーストサーブで
71%のポイントを獲得した。
特に第1セットの最後のゲームなど、重要な場面で
何度もブレークポイントをセーブしており、
プレッシャーの中でプレーする彼女の能力は
明らかだった。
準決勝では、第4シードの
エカテリーナ・アレクサンドロワと対戦する。
アレクサンドロワは予選勝者の
ペトラ・マルティッチを3セットマッチで破り、
彼女自身の試合に対する姿勢と決意を見せ、
この大会を勝ち進んできている。
もうひとつの準決勝は、第5シードの
ダヤナ・ヤストレムスカと第8シードの
クララ・タウソンが対戦する。
ヤストレムスカは第3シードのマリア・サッカリに
ストレート勝ちして勝ち進み、タウソンは
アンナ・ブリンコバを破って今年は去年より
素晴らしい活躍を続けている。
リンツでのムチョバの旅は、彼女の
切り替えの早さと技術を反映したもので、
カムバック・シーズンにおける重要な
マイルストーンとなった。
コメント