
メルボルン—全豪オープンの準々決勝に進出した
アレクサンダー・ズベレフの活躍に注目が集まっている。
フランス人のウーゴ・アンベールを
3-1(6/1、2/6、6/3、6/2)で下したズベレフは、
左利きの選手に対する連勝記録を26に伸ばした。ズベレフは
「左腕の兄、ミーシャと一緒に育ったことが、
今回のような試合で役立っている」
と明かしている。
ミーシャ・ズベレフは、現役時代から左利きの独特な
スタイルで知られており、アレクサンダーは
その影響を受け、カットショットやトップスピンへの
対応を習得した。
「多くの選手が苦労するショットも、
私にとっては慣れたものだ」
とズベレフは自信を見せている。
今回の勝利で、ズベレフはドイツのテニス界のレジェンド、
ボリス・ベッカーの記録に並んだ。全豪オープンで
準々決勝進出を4回果たしただけでなく、ベッカーが持つ
ドイツ選手としての大会最多勝記録にも迫っている。
準々決勝でのズベレフの相手は、アメリカ人の
トミー・ポールだ。ポールは世界ランキング11位で
今大会でも好調を維持している。ズベレフにとって、
ポールには過去2度敗戦しており、今回の再戦は
大きく注目されている。
「ポールは戦術家だが、私は十分に準備ができている」
とズベレフは意気込みを語る。
全豪オープンでのさらなる活躍を目指すズベレフが、
兄弟との経験から生まれた自信を胸に、次戦でも
勝利を手にすることができるのか。
次の試合に注目が集まる。
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